BIツール選びで後悔しないための、導入前チェックポイント
BIツールの導入を検討するとき、機能の比較に時間をかけすぎて、肝心な「自社のデータと合うか」という確認を後回しにしてしまうケースが多くあります。ツールを選ぶ前に確認すべきことを、実際の導入支援の経験から整理しました。
まずデータソースを確認する
どのBIツールを使うかより先に、「どこにあるデータを可視化したいか」を明確にする必要があります。Googleスプレッドシート、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフト、POSシステム、ECプラットフォームなど、データの在処によって接続できるツールが変わります。
接続できないデータソースがある場合、手動でのデータ取り込みが必要になり、運用の手間が増えます。ツールを選ぶ前に、データソースの一覧を作ることを勧めています。
主要ツールの特徴と向き不向き
Looker Studioは無料で使えるGoogleのツールで、Googleスプレッドシートやアナリティクスとの連携が得意です。カスタマイズ性はやや低いですが、コストを抑えたい場合の最初の選択肢になります。
Tableauは機能が豊富で大量データの処理に強いですが、ライセンス費用が高く、操作に慣れるまでの学習コストもあります。社内に専任の担当者がいない中小企業には、オーバースペックになることが多いです。
Metabaseはオープンソースで、自社サーバーにインストールして使うことができます。SQLの知識がある担当者がいる場合、柔軟なカスタマイズが可能です。
運用コストを忘れない
ツールの導入費用だけでなく、月次のライセンス費用、データ更新の手間、担当者が変わったときの引き継ぎコストまで含めて検討してください。
導入後に「誰も使わなくなった」という状況を防ぐために、最初から「誰が、いつ、何のために見るか」を決めておくことが重要です。
ツール選びに正解はなく、自社のデータ環境と運用体制に合ったものが最善です。迷ったときは、まず無料のツールで小さく始めることを勧めています。